八事ガーデンの森

5つの個性豊かな森

私たち「緑と花の会」は、この美しい自然環境を次世代へ引き継ぐため、森の保全と園芸活動に取り組んでいます。5つの森では、担当メンバーがそれぞれ趣向を凝らした手入れを続け、個性あふれる空間をプロデュース。森の保全と草花の園芸、この両輪で、心癒やされる豊かな環境を守り育てています。

森の現状と課題

八事ガーデンが建っているのは八事・唐山層という地層の上です。そして小さな分水嶺のような所ですので、長年の間に表土は流出してしまっているのか、どこを掘っても礫と赤土、一部粘土が出てくるばかりの所です。石ころだらけのやせた土地にはかつてマツがたくさん生えていました。しかしそのマツも酸性雨や気候の温暖化で弱っているところへ「マツノザイセンチュウ」に入られ、ほとんど残っていません。

マツを失った後、大きく空を覆っていたコナラ、アベマキなどドングリのなる木も今度は「カシノナガキクイムシ」の侵入を受けかなりの木が枯れたり、腐朽菌に入られ株元にサルノコシカケなどが生えているという状況です。そして現在中間層にはカシ・シイ類、クス、ネズミモチ、ヒサカキ、サカキ、カクレミノ、アオキなどといった常緑広葉樹が沢山育ってきています、ほおっておけばやがては地面に木もれ日のまったく射さない真っ暗な極相林へ、という流れに対しどうするかを今私たちは問われています。

植栽帯の管理方針

敷地内の植栽は植え込まれた時からの問題をひきずっていますが、会としては落葉樹は基本的に無剪定、車の通行等に支障が出るようになったものはその枝を枝抜き剪定とし、またクス、カシ等の八事ガーデン創立時に植栽されたされた常緑広葉樹は年一度剪定を庭師に依頼しています。そして道路横などの生垣についてもなるべく背丈がそろうよう年三回ほど刈込剪定を依頼しています。今後も基本的にはその方針で進められることと思います。

森の変遷と今後

マンションができた当初、西の森にはフィールドアスレチックがあり、よく子ども達が遊んでいたのですが、十数年もすると雑木のひこ生えがブッシュ状に茂り、道がどこにあるのか分からないような状態となり、枯木や倒木はそのままにされ、公開空地とはとても言えないような状態となっていました。

会員及び協力者の方々の協力による下生えの整理、及び業者の作業により枯木が立ったままという状態はなくなり、地面に木もれ日がちらちら落ちる森となりました。住民や近隣の皆様がよく散歩されたり、マンション内は勿論、近くの保育園の子ども達の遊び場、そして自然と触れ合える場となっています。

マンションの敷地内の森は自然の森とはやはり異なると思います。それぞれの森が個性あふれる、そして住民や近隣の方々に愛される森に育っていくことを願っています。   

各森のページでは、見どころ・植えた植物・季節の変化を詳しく紹介しています。